2017年9月時点
シンガポールのクレジットカード事情についてメモしたいと思います。
- 活躍率
普及率としては日本と同じくらいか、少し多いかなと感じています。
ショッピングモールのようなところでは大体使えるけれど、小さな飲食店では使えない、ホーカーといわれる屋台では現金のみ(直接デビットカードで払うのもまず無理)、安くないカフェ・レストラン(ってほとんどですが!)ではそりゃあ使える、というのが大所です。
日本以上に、「〇〇クレカなら%off!」「△△クレカのポイント10倍」等クレカが指定されているので、シンガポール人は何枚も持つのが当たり前と聞いたことがあります。
ただ、適用条件をよく確認してくださいね!
月S$800支払で、◇◇スーパーマーケットでの買い物が10%off、のように毎月結構な金額をその1枚のカードで支払っていないと適用されない得点が多いです。
お子さんがいたりして、1つのカードで3-4人分のクレカ決済があるような方なら月S$800の基準を満たすかもしれませんが、1-2人ですとあまり超えないかなと思います。
そうすると、その場で割引があるカードの方がいいですよね。
一例として・・・
OCBCのカードですとParadiseグループ(日本でも有名なカラフル小籠包のレストランもその一つです)のレストランでポイント倍率があがったり、クーポン券(S$40以上の支払いでS$10引きとか!)を貰えたりします。
UOBですと高島屋で10%割引で買い物ができたことがありました。
POSB(DBS) Everydayカードは飲食店での支払いの10%前後の割引キャンペーンがよく開催されています。適用条件の月の支払額もそんなに高くなかったり。
Citiですとマリーナベイサンズのレストランで10%割引だったり。
自分の消費行動に合わせてクレカを選ぶといいと思います。
ちなみにノアは一通り持ったうえで、マイルがよく貯まるクレカをメインとしています。CitiやDBSのカードが有名でしょうか。
シンガポール航空のマイレージはポイント率があまりよくないようなのですが、日本に帰ったり、週末周辺国に旅行したりと日本在住のころよりも飛行機に乗る機会が増えていますし、月額の決済が少なくてもマイルは少しずつ貯まっていくので。
シンガポール人の間ではOCBCの365カードを持っている人が多いとか。
たしかに、月S$600決済でレストランやスーパーマーケットで数%の割引があるので活用しやすそうです。
https://www.ocbc.com/personal-banking/cards/365card.html
- 発行方法
作り方はいくつかありますが、Webページから申し込むか、銀行口座を開設するときに同時に申し込むか、というのが簡単かなと思います。
ただ、ノアの経験では、銀行口座開設時だと勧誘も加わってくるし、結局はいらなかったなというカードも作ることになったりするので、Webからがおすすめです。
シンガポールでは(たぶん)商業銀行が主体?となってクレジットカードを発行しています。DBS、OCBC、UOB、Citi、ANZ等々。
そのため、発行金融機関のWebサイトから申し込むのがわかりやすいです。
日本ですとクレカがメインの会社もありますよね。ライフカード、ダイナース等(だいぶ統合されてきたのでだいぶ減ったでしょうか)。
銀行口座のあるクレカでしたら、インターネットバンキングにログインして、そこから申し込むと審査もスムーズかと。
発行できるかどうかの基準(Eligibility)は、年齢以外に、シンガポール人・PR(Permanent Residence)なら年収/月収S$・・・・以上、外国人なら年収/月収S$・・・・と明記されているので、がんばって探してください。
(基準例) |
そして、収入基準を満たしていることを示す書類(給与明細とか)の提出を求められます。過去に提出済、別のクレカ発行済だったりすると、ボタンを押すだけで即効で決済されたりもします。
- カードが届いたら
発行が承認されると、郵便でポストに届きます。
日本ですと書留とか、本人確認がなんとかとかありますが、シンガポールでは携帯で認証、アクティベートするので、ポストにぽろっと入っていても大丈夫。
封筒をあけるとアクティベートの方法が書いてあるので、それに従ってください。
SMSを使ったものが多いのかなと思います。
指定された番号にSMSで必要な文字やコードを送ると、「アクティベートされました」とSMSが返ってくる仕組みです。
そのため、登録する携帯電話番号を間違えないでくださいね!!
- 請求代金の支払い
日本では申し込むときに、引き落とし口座を指定して、それから発行となります。
シンガポールでは毎月自分で振り込むのが初期設定です。アメリカのように支払金額・支払日(自行カードのみ)を自分で決めることができます。
GIROといって日本と同様に銀行口座から自動引き落としを設定することもできますし、発行主体の銀行以外からも入金ができます。
インターネットバンキングが発達しているので、すべてWebで済ませることができます。
ちなみにノアは毎月自分で振込設定を行っています。基本間違いはないのですが、正しく請求されているか確認するため。
全部Eメールベースとしているので、銀行からの請求額確定メールを見逃さないように注意しています。(郵送でもポスト行かないと忘れてしまいますが)
ちなみに、シンガポールの銀行は、FASTという取引がデフォルトで可能で、シンガポールの銀行間でしたら振込手数料はかからないのでご安心を。
- カード年会費の仕組み
カード発行時に気づく方も多いかと思いますが、シンガポールのクレカ年会費は結構結構高いです。。S$100超えとか当たり前です。
年間いくら以上使うと免除とかありますが、それほど使わなくても大丈夫です!カード会社に連絡して免除してもらうことができるのです!!
回避方法は、
・コールセンターに電話する
・指定の番号にSMSを送る
・インターネットバンキングのメールシステムでお願いする
などがあります。
電話なんて英語聞き取れる自信がないしぃという方も安心ですね。コールセンターへの電話も自動音声だけで対応できたりするので、よく聞いてみてください。
自動音声まで用意してあるなんて、、、年会費を請求する意図がわかりません。
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