2016年9月時点
最近StarHub(*)のHappy Roamという便利なプランがあることを知りましたので、ご紹介したいと思います。
(*) StarHubとはシンガポールの通信会社の1つで、日本のauに近い立ち位置です。
アジアにいると国同士の距離が近い、空港も近い、値段が手頃ということで近隣国に旅行する機会が増えるのではないでしょうか。
週末にちょっとインドネシアまで旅行、なんて時に、限られた時間の中で現地のSIMを調達するのが煩わしくなるかもしれません。また、バリ島では空港で販売しているSIMは5GB等到底使い切れない容量のSIMからしか用意がなく、大容量のため値段はたしか3000円近かったかと。日本並に高いじゃん!ということで、街中で手頃なSIMを購入しました。
日本にちょくちょく帰る方も多いと思うのですが、そのたびに7日間3000円のSIMは高いです。だいぶ整備されたとはいえ、公共Wi-Fiはあまり使えないですし・・・
国を移動する度にSIMを入れ替えるのは面倒、使い切らなかったデータとその代金を捨てるのはもったいない。
そんなときにHappy Roam。
どのようなプランかというと、Happy Roam対象のStarHubプリペイドSIMを、シンガポール内外でそのまま使用できるというものです。
ローミングは高い、遅い、というイメージが強いですが、こちらはそうではありません。どれだけヘビーユーザーかにもよりますが日本のレギュラープランより安い。日本の通信料金はとにかく高かったなあというのが、海外に出るとわかります。
短中期の旅行程度でしたらHappy Roamで十分と思われます。
プラン料金表はこちら。
ローミングがカバーされている国は2016年9月時点で、オーストラリア、中国、香港、インドネシア、日本、マカオ、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、韓国、台湾、タイ、イギリス、USAです。
日本も含め、日本人におなじみの国がかなりカバーされているのがうれしいです。
また、対象国は順次拡大されているようなので、ぜひ最新情報をチェックしてみてください。
シンガポール在住の方はもちろん、在住者でなくてもこちらのSIMはチャンギ空港で気軽に購入することができます。
対象国をよく旅行する方は1つもっていると便利かなと思います!(1人3つまでシンガポールのSIMを持つことができます。)
- 使い方
ダウンロードする以外は先に設定しておくことはありません。
APNの設定までをシンガポール国内で済ませなければならないので、たとえば空港でSIMを受け取る前にあらかじめダウンロードしておくと焦らなくていいかなと思います。
2. Happy Roam対象SIMを購入
シンガポール国内では、StarHub店舗はもちろん、コンビニ(セブンイレブン、Cheers)やチャンギ空港で購入できます。
Authorized Retailersのカテゴリーに入るのでしょうか、家の近くでポスターを見かけたので買いに行ったら、S$1上乗せされていたのでやめました。
オンラインであらかじめ購入しておいて、チャンギ空港で受け取るのが確実かつ効率が良いかなと思います。
チャンギ空港では、出国審査の前でも後でもUOBの両替カウンターで受け取ることができます。
SIMは全部で3種類。ピクチャのS$15、S$32に加えてS$50があります。
受け取る際には、パスポートが必要ですので忘れないようにしてください。
また、オンラインで購入した場合、メールでバウチャーが届きますので、そちらも受け取る際にカウンターで見せる必要があります。
3. SIMカードをactivateする
SIMカードパックに入っているマニュアルにも書いてあるのですが、*142#に電話します。
すると、StarHubから「Activateできました」とSMSが届きます。
4. Happy Prepaid アプリにログインする
SIMカードパックの裏に8で始まる8桁の番号が電話番号になります。わからなければSIMカードを受け取ったときに、カウンターの方に聞いてみましょう。
電話番号をMobile number...欄に入力し、LOGINボタンを押すとSMSで6 digit PINが届くので、
入力してログインします。
5. データ・ローミングをONにする
スマホの設定メニューでローミングをONにします。
Happy PrepaidアプリでもRoamingメニューでローミングをONにしておきます。
6. APNを設定
スマホのネットワーク設定メニューでAccess Point Namesを新しく作成します。
名前を「SH Data Prepaid」、APNを「shppd」と入力。その他は自動で設定されるそうで、何も入力せずに保存します。
アプリ内にも設定内容が書かれているので気になったらみてみてください!
念のため、シンガポール内でネットワークに接続できたことを確認した方がいいです。
APNの設定までをきちんと終わらせてから出国しないと、他の国でローミングができません!!
7. Data Planを選択
S$32のSIMを購入した時は10日間、シンガポール国内外でフリーのデータプランがついてくるので何もする必要がありません。
このSIMを普段使用しない方は、2回目からはBUY DATAメニューで、プランを選択します。
日数
|
容量
|
料金
|
3日
|
30MB
|
S$2
|
3日
|
200MB
|
S$4
|
3日
|
1GB
|
S$5
|
7日
|
10MB
|
S$1
|
7日
|
1GB
|
S$7
|
30日
|
1.2GB
|
S$10
|
30日
|
2.4GB
|
S$15
|
30日
|
3.6GB
|
S$20
|
8. ローミングの通信会社を確認
旅行先に着いたらプラン対象外の通信会社に接続していないか確認するようにしたらいいと思います。
国によると思うのですが、自動選択にしておいても問題なかったです。
プラン対象の通信会社です。
Destination
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Preferred Partners' Network
|
Australia
|
Telstra | Vodafone
|
China
|
China Mobile
|
Hong Kong
|
Three (3)
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Indonesia
|
XL Axiata | Three (3) | Indosat
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Japan
|
NTT DoCoMo | KDDI
|
Macau
|
CTM Macau
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Malaysia
|
All operators
|
New Zealand
|
2Degrees | TNZ
|
Philippines
|
Smart
|
South Korea
|
Olleh KT | SK Telecom
|
Taiwan
|
Far EasTone (FET) | Chunghwa Telecom
|
Thailand
|
TrueMove | DTAC
|
United Kingdom
|
Three (3)
|
United States of America
|
AT&T | T-Mobile
|
- Happy SIMを普段使いしない場合は・・・
有効期限(Expiry date)は、HOMEタブを表示しているとき等で確認できます。
Prepaidですので、有効期限がきれて数日もたつとSIM機能が無効になってしまいます。
今後もHappy SIMを使いたい場合は、有効期限日になったら/なる前にTop Upして、有効期限を延ばしてください。
シンガポールにいなくてもアプリをつかってクレジットカード(VISAかMaster Card)でTop Upすることができます。
(Top Upの仕組みについてはこちらをぜひ参照してください。)
Top Upで積んだ残高はそのままいつかの旅行で使うことができます。
価格
|
有効期限
|
メイン残高
|
ボーナス残高
|
無料受話日数
|
S$10
|
120日
|
S$10
|
なし
|
なし
|
S$20
|
180日
|
S$20
|
S$3
|
20日
|
S$30
|
180日
|
S$30
|
S$4.5
|
20日
|
S$50
|
180日
|
S$50
|
S$7.5
|
20日
|
シンガポール在住の方は、ローミング用に新たにTop Upする必要がないので、このPrepaid SIMをメインにしても良さそうですね!