ノアです。2015年よりシンガポール在住。現地採用夫婦でツツマシク暮らしています。現地採用で海外で働く!を基本に情報共有できればと思っています。

Oct 12, 2017

シンガポールの医療・健康保険のまとめ



2017年10月時点

シンガポールの医療や健康保険制度についてわかることをまとめていきたいと思います。



  • 医療制度


いろいろなサイトに書かれているように、シンガポールは自由診療で、医療水準は日本人目線で問題がないです。

シンガポールには国民皆保険はありません。自分のことは自分で守るのが基本の国です。その代わり、健康保険料が給与から天引きされることはありません。

ただし、シンガポール国民やPR(Permanent Residence)に対しては、国と企業が半分ずつ年金を積み立ててくれるそうです。CPFと言います。
なお、日本人がPRになるには最低でも3年間EPを持って居住した実績がないといけないという噂です。




  • 健康保険

企業によりはしますが、健康保険を提供している会社が多いようです。
主に通院費用を負担・補填する健康保険を従業員やその家族に提供しています。

企業は民間の保険会社と契約し、保険会社は医院と契約し、従業員はその保険会社がカバーしている医院にいけば、キャッシュレスで診療を受けられます。


通院(Outpatient)

通院の診療費については会社の保険で概ねカバーできると思います。
年間の上限額が決まっている会社から上限のない会社まで様々ですが、上限があってもS$500くらいはカバーされると思います。
初期診療を担当するGeneral Clinicで、風邪でしたら薬代含めて一回S$20程度ですので、月2度以上キャッシュレスで受診できますね。

General Clinicは街中にたくさんありますが、医院によって契約している保険会社が異なります。
自分の保険がカバーしているGeneral Clinicに行かないとキャッシュレスになりません。
勤め先が医院リストを持っているはずですのでもらいましょう。
ちなみに、街中のほとんどの医院はPrivate Clinicです。

シンガポールの医療体制は、General Clinicに行ったあと、Specialistにみてもらうようになっています。
症状によっては始めからどのSpecialistに行けばいいとわかっている場合もあるかもしれません。
しかし、General Clinicで紹介状をもらってからSpecialistに行かないと、精算してもらえません。自費診療になってしまいます。
Specialistの診療は本当に高額で、問診だけで初診S$100、再診S$70のような水準になります。(自由診療ですしね)
国立?公立?の病院ですともっと安いようなのですが、ノアはまだ行ったことがありません。安いということで、患者が多くて待ち時間が長いと聞いています。
また、どこにでもあるわけではないので、近くのきれいそうな設備をもった医院に行っています。
(シンガポールの建物は、ちょっと古くなると本当にぼろぼろなんです。。日本人が初めて見ると気後れすると思います。)

保険会社と契約していない企業ですと、年間S$xxxまでと決まった予算内で立替精算でカバーしてもらうことになります。
毎度社内手続きをしないといけないので面倒です。
さらに、医者からすると、完全に自費で来院しているように見えますので、薬をたーくさん出してきたりします。年間予算を超えないよう注意が必要だと思います。
前回もらって飲み切らずに治ったので、薬が残っているような場合には、その分の薬は出さないでもらうのもありです。


入院(Inpatient)

企業が提供する健康保険でも少額カバーされていることが多いと思います。
例えば、入院120日、部屋代S$300/日。インターネットでいろいろ調べたところ、入院にかかる費用はこの程度で十分かなと思っています。


問題は手術費です。
企業健康保険でもS$15,000程度カバーしているところもあるようですが、自由診療なので、簡単な手術でもS$10,000、20,000と請求されると聞いたことがあります。
長期かかる病気でしたら日本に帰って、国民健康保険に入って、ゆっくり治療すれば良いと考えています。
しかし、自分で飛行機に乗れない、緊急手術が必要な病気・ケガの場合、S$15,000で足りるのか、まだ調査中です。

また、手術自体よりも、処置後に日本に搬送する費用ですっごく高くなるとか。
医療のレベルについては問題がないので、ドライな雰囲気となれない医療英語のコミュニケーションの下、シンガポールに居続けるのかどうかですかね。

本題に戻りますと、企業の健康保険では十分ではないと考える方が多いようで、別途自分で保険に入った方が良いと聞いています。
個人で契約できる健康保険(医療保険?)はInpatientのみでOutpatientはないようです。
日系や米系の保険会社もシンガポールに進出しています。いざとなったら日本語のサポートを、とか、安心感とかで日系保険会社を選ぶのでしょうが、現地採用で海外移住するような高い意識なり強い意志なりのある方に必要なのかな?と思っています。(どうせ高額だろうと考え、日系についてノアは調べたことがありません。)
ノアが聞いたことがあるのは、NTUC(National Trades Union Congress)という政府系機関が提供する健康保険です。
https://www.income.com.sg/Insurance/Health-Insurance
掛け捨てで毎年更新が必要です。
そして、年々金額が上がっている・・・ものすごい勢いで・・・前年比+S$200のレベルです。入院したときのリスクを考えればまだ安いんですけどね。




  • 歯科治療

企業健康保険で付帯していると、「福利厚生が良い」となるようですが、カバーしている企業は案外多いように思います。年間S$300程度でしょうか。
歯科の場合は立替精算が多いと思います。
ノアがGeneral Clinicでみたことのある保険会社のマークを歯科医院でみたことがないので。
また、なんでも精算してもらえるかというとそうではなく、予防や審美ではなく、治療を目的とした処置のカバーが主です。ただ、クリーニングが上限付きでカバーされている保険プランもあります。

治療費はやはり公立病院に行けば安いはずです。
Private Clinicですと抜歯でS$500とかかかると聞いていますので、成人前の子供がいるふつうの家庭で負担していたら大変ですよね。
大人ですと親不知の抜歯とその後の処置、神経系の治療が多いでしょうか。
抜歯でしたら何か月もかかる治療にはなりませんので、日本に一時帰国して、まとめて処置してもらった方が安いですね、飛行機代を含めても。


ざっくりとまとめてみました。
幸いなことに手術や入院はまだ経験がなく、知識が不足しています。
また、ケースバイケースでピンキリだと思うので、一情報として参考にしてもらえればと思います。